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押し花に向いている花の特徴や種類|不向きな花の扱い方も紹介

記事の監修

シンフラワー株式会社

シンフラワーはウェディングブーケやプロポーズの花束の保存加工専門店です。
花嫁様が結婚式で使った生花の花やプロポーズの花束を、特殊なドライフラワーの加工や押し花加工で半永久的に保存します。保存方法は押し花や立体的なガラスや3D(立体)額など、40以上の種類から理想の形で制作が可能で、種類の豊富さが特徴です。
最近はプロポーズの108本のバラの花束を残す特注額での制作依頼も増えております。

押し花に向いている花の特徴や種類|不向きな花の扱い方も紹介

生花を手元に長く残したいときには、押し花にするのがおすすめです。押し花にしたあとは、ハンドメイド資材としてさまざまなアイテムに活用して楽しめます。ただ、ご自身で押し花を作ってもきれいに仕上がらなかった…という経験のある方も少なくないようです。一般家庭で押し花作りを成功させるには、押し花にする花の選び方を工夫することからはじめましょう。

今回は、押し花に向いている花の特徴をはじめ、具体的な花の種類を紹介します。はじめて押し花を作る方も、押し花向きの花を選べばハードルが下がります。また、押し花にするには難しい花を扱う場合のコツについてもお伝えします。きれいな押し花を作るために、ぜひ参考にしてください。

この記事はこんな人におすすめ
  • 押し花をきれいに作る方法を知りたい方
  • 押し花に向いている花と向いていない花を見分けたい方
  • 大切な花をきれいな状態で長期保存したい方

押し花に向いている花とは

押し花に向いている花とは

花にはさまざまな種類があります。大きさも形も、花びらの付き方や重なり方も、花によって違います。押し花にする際は、花を平たくして乾かすことをイメージしてみてください。元々平たい形状をしていて、そのままの形でもすぐに押し花にできそうなタイプの花は、押し花にしやすいことが多いです。押し花に向いている花の特徴としては、主に以下の3つが挙げられます。

押し花に向いている花の3つの特徴
  • 水分量の少ない花
  • 花びらが薄めの花
  • 花びらがあまり重なり合っていない花

この3つの特徴を兼ね備えた花を選べば、はじめて挑戦する場合でもきれいな押し花を作れる可能性が高いです。なぜこれらの特徴が押し花に向いているのか詳しく見ていきましょう。

水分量の少ない花

生花が傷んでしまうのは、水分を含んでいるからです。ドライフラワーや押し花は、生花から水分を抜いて乾燥させることで長持ちします。花によって水分含有量は異なり、水分の少ない花ほど短時間で乾燥します。きれいな押し花に仕上げるにはできるだけ早く水分を抜くことが重要なため、元々水分量が少ない花を選べば乾燥までの時間を短縮できるのです

生花は切り花になっても生きているため、乾燥が完了するまでにも少しずつ劣化していきます。劣化が進む前に乾燥が完了すれば、より美しい状態で仕上がります。

花びらが薄めの花

水分量の少ない花には、花びらが薄いものが多いです。逆に、肉厚な花ほど水分をたくさん含みます。花びらに厚みがないと単に水分が抜けやすいだけでなく、平面状にしやすいため形よく仕上がりやすいというメリットもあります

ドライフラワーには不向きの薄い花もOK

立体的なドライフラワーに加工する場合は、花びらが薄すぎると縮んだり丸まったりして、きれいに仕上がらないケースも少なくありません。

押し花は平面状に広げて乾燥させるため、ドライフラワーに向かない薄い花びらの花を保存したい場合にもおすすめです。

ただし、花びらが薄いと破れやすいため、押し花にする前も完成後も、力を加えずに優しく取り扱うようにしましょう

花びらがあまり重なり合っていない花

花びらの量が少なめで、重なり合っている部分が少ない花のほうが乾くのが早いです。花びらが広がって咲いている花はまんべんなく乾燥するため、色ムラなどもできにくくきれいな仕上がりが期待できます。重なり合っている部分はできるだけ広げて押すことで、水分が抜けやすくなります

後ほど詳しく説明しますが、花びらが重なり合っているボリュームのある花を押し花にしたい場合は、下処理が必要です。元々重なり合いが少ない花なら、下処理なしですぐに押し花にできるため手間もかかりません。

新鮮な花を使おう

押し花に向いている花の特徴を持っていても、傷みはじめてしまっていたらきれいに仕上げることはできません。

咲いてからあまり時間の経過していない新鮮な花を使うことも、押し花作りを成功させるためのポイントです。

初心者でも簡単!押し花に向いている花の種類

初心者でも簡単!押し花に向いている花の種類

押し花に使うなら、水分量が少なく花びらが薄めで重なり合いの少ない花がベストです。では、具体的にはどのような花が当てはまるのでしょうか。一般的に知られている花のなかで、とくに押し花に向いているものをいくつか紹介します。

パンジー

スミレ科の植物でヨーロッパ原産のパンジーは、初春~初夏にかけて花壇やプランターを彩る代表的な花です。丈夫で育てやすいため、ガーデニングに取り入れている方も多いのではないでしょうか。さまざまな色を楽しめますが、押し花にする場合は薄い色よりも濃い色のパンジーを選ぶのがおすすめです。

重なり合っている部分を少し開くようにして押しましょう。花びらが大きめなので、シワがよりやすいところがやや難点です。はじめて押し花を作るなら、同じスミレ科のビオラからはじめるといいかもしれません。

ビオラ

パンジーよりも小ぶりなサイズが特徴のビオラは、押し花初心者の方でも扱いやすい花です。パンジーと比べると厚みも少ないため、より早く乾きます。ビオラも色のバリエーションが豊富なため、色のきれいな押し花にしたいなら濃色を選ぶといいでしょう。

ご自身で育てたパンジーやビオラを押し花にする場合は、摘みたての新鮮なものを使うのがおすすめです

アジサイ

初夏に全国各地で咲きほこるアジサイには、さまざまな種類があります。押し花にするなら、ガクアジサイの装飾花(粒状の花の周りを囲うように咲く4枚の花びらの花)が扱いやすいです。花びらが重なり合っているタイプのアジサイは、平らに広げるようにして押しましょう。

薄いグラデーションカラーがきれいなアジサイは魅力的ですが、ご自身で押し花にすると色あせしてしまうかもしれません。短時間で乾燥させる方法がベストです。色あせが目立たないようにしたいなら、やはり濃色のものを選びましょう。

コスモス

秋が旬のコスモスは、メキシコ原産のキク科の花です。花びらが薄いためドライフラワーにすると縮んで失敗しがちですが、平面状の押し花ならきれいな形に仕上がります。切り花としての流通は少なく、摘んだものを加工するケースが多いでしょう。茎は根元からカットして、花びらを平らに広げた状態で押すのがポイントです

一般家庭で押し花にする場合は、白や淡いピンクのコスモスは褐色しやすいため、濃いピンクのものを選ぶといいでしょう。

サクラ

日本人になじみ深いサクラは、春に欠かせないバラ科の花です。東南アジア原産で、2~4月にかけて全国各地でさまざまな種類が見頃をむかえます。サクラは開花してから散るまでが早いため、押し花にして思い出に残したいという方も多いのではないでしょうか。コスモスと同様に花びらが薄くドライフラワーには不向きで、押し花にするのが最適です。

淡いピンク色の花が一般的ですが、濃い色のほうがきれいな色に仕上がります。また、乾燥シートを使うなど短時間で押し花にすると、ある程度は色あせを防げます

ポピー

公園などでも見かける素朴な花で、春から初夏にかけて咲きます。ポピーは種類が豊富で、特徴も種類によって異なります。一年草や宿根草があり、色も形も多様です。いずれも花びらが薄く繊細で、切り花として飾っていてもすぐに花びらが散ってしまうため、摘んだら新鮮なうちに押し花にしましょう

花は壊れやすいですが、生命力が強くたくさんの花が付き、開花も早いです。花畑などで摘んで持ち帰る場合は、蕾のついたものを選び、ご自宅で開花させてから押し花にするのがおすすめです。

カスミソウやミモザもおすすめ

ドライフラワーにしやすい花でおなじみのカスミソウやミモザは、押し花にも向いています。

立体的な花ですが水分量が少ないため、圧力をかけて平面状にしてもきれいに仕上がりやすいです。

これまで紹介した花は、自然に咲いているものやガーデニングで育てられるものも多いです。ご自身で摘んだ花を押し花にする際は、虫や土汚れなどが付いていないか確認してから作業に移りましょう

押し花にするのが難しい花とは

押し花にするのが難しい花とは

押し花に向いている花がある一方で、押し花には向かない花もあります。基本的には、押し花向きの花とは逆の特徴を持つものは、押し花にするのが難しいです。水分量の多さや花びらの重なり合いの多さがネックとなります。詳しく見ていきましょう。

水分量が多く厚みのある花

押し花もドライフラワーも、短時間で水分が抜け早く乾くことがきれいな仕上がりにつながります。逆に水分量の多い花だと乾燥までに時間がかかり、しっかり乾くまでに変色や変形が起きてしまいやすいです。場合によっては乾燥が劣化に追い付かず、カビが生えてしまうことも。

水分量の多い花の多くは、花びらが厚いです。厚みのある花に無理に圧力をかけると、花の組織が潰れて水分が流出し、傷んだような見た目に仕上がってしまうことも少なくありません。水分が抜けにくいだけでなく、このような失敗が起きやすい点にも注意が必要です。

厚みのある花の例
  • ガーベラ
  • チューリップ
  • ユリ

花びらがたくさん重なり合う花

花びらの重なり合っている部分が多いと、厚みが出て乾燥しにくくなります。重なっていない部分と重なっている部分では水分の抜ける速度が違うため、色ムラができることも。また、そのままの状態で圧力をかけると、花びらがよれたり形が崩れたりして、元々の形とは違ったイメージに仕上がってしまうことが多いです。立体的な花でもカスミソウのようにサイズが小さければ押し花にしやすいですが、大きめのサイズで重なり合いが多いと美しく仕上げるのが難しくなります。

花びらの重なり合いが多い花の例
  • カーネーション
  • バラ
  • ラナンキュラス

このような押し花には向かない花は、一般家庭できれいに仕上げることが難しいです。ただし、必ずしも押し花にできないわけではありません。ここからは、押し花に向かないけれど残したい花がある場合に、おすすめの方法を紹介します。

押し花に不向きな花をきれいに仕上げる方法

押し花に不向きな花をきれいに仕上げる方法

押し花に向いている花もあれば、不向きな花もあることをお伝えしました。押し花にするのが難しい厚みや重なり合いの多い花は、次のような下処理を行うことで比較的きれいに仕上げられます。

厚みのある花は裏面を削いで薄くする

花そのものに厚みがある場合は、厚みを減らすことで水分が抜けやすくなります。ガクの部分が厚い場合は、花びらの付け根を傷付けないように少しずつカッターで削ぎましょう。押し花にしたときに裏面にあたる部分の厚みを削ぐことで、見た目に影響を与えず薄くすることができます

茎なども一緒に押し花にしたい場合も、縦に削ぐことで裏面が平らになります。押す前にある程度厚みを減らせば、その分乾燥時間も短縮します。

花びらが重なり合う花はバラバラにしてから押す

バラなど花びらが層になっている花は、一枚ずつ花びらを分解してしまいましょう。花びら自体の厚みがそこまでなければ、一枚ずつに分けて押し花にすれば重なり合いが解消されるため短時間で乾きます。しっかり乾燥させたあとに、元の形に組み立て直すこともできます。

ただし、花びらが多ければ多いほど押し花を作るスペースも広く確保しなければならなくなります。一度にたくさんの花を加工するのは難しいかもしれません。ご自宅で花びらを分解して押し花にする際は、あらかじめどのくらいのスペースが必要か想定しておくといいでしょう。

保存加工専門店に依頼する

スペースの確保ができても、一般家庭で美しい押し花を作るには限界があります。とくに、思い出に残しておきたい大切な花は慎重に加工する必要がありますが、実際は色ムラやシワができてしまう、きれいに仕上がっても短期間で劣化してしまうといったケースも多いのです。

そこで、記念に残したい大切な花を押し花にする場合は、無理にご自身で加工せず保存加工専門店を利用してはいかがでしょう。押し花は、完成してからは元に戻せません。失敗したら廃棄するしかないため、大切な花を確実に残したいならプロの手を借りるのが一番です。

一般的には押し花にするのが難しい花や淡い色の花でも、それぞれの花に合わせたベストな方法で仕上げます。美しさが長持ちする高品質な押し花を手にすることができますよ。

半永久的に保存できるシンフラワーの押し花

半永久的に保存できるシンフラワーの押し花

ブーケ保存加工専門店のシンフラワーは、お客様の幸せを第一に考え、すべての作業を機械ではなく人の手で行います。見落とされがちな細かい部分も丁寧に仕上げますので、大切なお花を一番美しいときのイメージのままいつまでもそばに置いておけます。

ウェディングブーケのご依頼を中心にお受けしていますので、バラなど花びらの重なり合う花の加工実績も豊富です。花びらを一枚ずつに分け丁寧に押していくため、シワのない美しい押し花ができます。

褪色を感じない特殊加工で長持ち

一般家庭で押し花を作る場合、淡い色の花はどうしても茶色っぽくなったり色が抜けたりしてしまいます。そのため、濃色の花を選ぶようおすすめしてきました。ですが、ウェディングブーケやもらった花束などを残したい場合は、押し花にしやすいという理由で色を選ぶのは難しいかもしれません。

シンフラワーでは、花に合わせて色の定着作業や必要に応じて着色を行うため、淡い色の花でも美しさが長持ちし、早期に色あせが起きてしまう心配もありません。どのようなお花でも、鮮やかさが長持ちするよう、それぞれに合った方法で丁寧に加工しますのでご安心ください。

押し花に不向きな花も相談を

一般的には押し花には向かない花でも、それぞれの花に合った方法で美しく仕上げます。

ご自宅では押し花にできない…と諦めてしまう前に、ぜひ一度ご相談ください。

 

※シンフラワーの押し花について

そのまま飾れるフレームアレンジが魅力

そのまま飾れるフレームアレンジが魅力

シンフラワーでは、できあがった押し花をフレームアレンジに仕上げてお客様にお戻しします。たとえば、ウェディングブーケの押し花加工をご依頼いただいた場合は、分解する前のブーケの形を平面状に再現します。束ねていたリボンや包装紙も一緒に保存できます。

ブーケ型だけでなく、ハート型やリース型、花びらを敷き詰めたデザインなど、好みのアレンジをお選びください。また、フレームも多様なデザインから選べるため、お部屋の雰囲気に合わせるといいでしょう。

サイズもさまざま

フレームのサイズも選べるため、ブーケや花束をまるごと入れることも、一部のみを残すこともできます。

シンフラワーの押し花シリーズでは、刻印サービスも行っています。お部屋の好きな場所に飾ってインテリアアイテムとして楽しむほか、プロポーズや記念日の花束を押し花にしてウェルカムボードとして活用される方もいらっしゃいます。

また、押し花とともにドライフラワーへの加工も承っていますので、お花を立体的に残すことも可能です

※シンフラワーのおすすめ「押し花シリーズ」はこちら

まとめ

押し花をきれいに仕上げるには、短時間で乾燥させることが大切です。そのため、元々水分量の少ない花を選ぶと、自然と乾燥までの時間を短縮できます。厚みが少ないこと、花びらがあまり重なり合っていないことが、押し花に向いている花の条件といえます。その逆の特徴を持つ花を押し花にするには、厚みを減らす、花びらを分解するなどの下処理が必要です。

押し花に向いている花も不向きな花も、一般家庭で美しく長持ちするものに仕上げるには限界があります。とくに、思い入れのある花をできるだけきれいな状態で長く手元に置いておきたいなら、保存加工専門店で押し花にする方法がおすすめです。大切な花の保存加工をお考えの方は、ぜひシンフラワーでの加工をご検討ください。

この記事のまとめ
  • 押し花に向いている花の特徴は、厚みや重なり合いがあまりなく、水分量が少ないこと
  • 押し花に不向きな花は下処理を行えば加工できるが、きれいに仕上げるには限界がある
  • 大切な花や押し花にするのが難しい花は、保存加工専門店に依頼するとよい

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制作事例のご紹介

福島県ご在住のお客様より【ドロップ】のご紹介✿

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みなさんこんにちは!

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これから挙式の方や、今お手元にお花がある方も、世界に一つだけの宝物を、シンフラワーでつくってみませんか?

 

 

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1年完全保証 10年サポート

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ネットショップ大賞1位を受賞しました🌸

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こんにちは〜♡

岡山本社前の桜が満開になりました🌸
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2022年に引き続きE store様の
『ネットショップ大賞2023
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これからもたくさん素敵な商品を
お届けしていきたいと思います。

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ドライフラワーとは?基礎知識と楽しみ方

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ドライフラワーとは?基礎知識と楽しみ方

暮らしに花を取り入れたいけれど、忙しい日々に追われてお手入れをする余裕がない…という方は多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが、ドライフラワーです。最近のドライフラワーは、制作技術の進化もありクオリティの高いものばかりで、お家だけでなくカフェや雑貨屋さんなどのさまざまな店舗、またウェディングシーンでも人気を集めています。

今回は、ドライフラワーとはどのようなものか、ほかの花材との違いや花言葉、扱い方などを中心に、基本的な情報をお伝えします。ドライフラワーを用いて花のある暮らしを楽しみましょう。

この記事はこんな人におすすめ
  • ドライフラワーとはどんな花材か詳しく知りたい方
  • 気軽に花のある暮らしを楽しみたい方
  • 生花を美しいまま長期保存したい方

ドライフラワーとは

ドライフラワーとは

ドライフラワーは、生花を乾燥させた花材です。花だけでなく、茎や葉、実なども原料となります。後ほど詳しく紹介しますが、自然乾燥させてゆっくり水分を抜く方法のほか、乾燥剤やアルコールを使用して乾燥させる方法もあります。多様な作り方でできるドライフラワーには、どのような特徴があるのか見ていきましょう。

生花やほかの花材との違い

ドライフラワーの主な原料は生花ですが、大きな違いは水分量です。生花は水分を多く含むため、生鮮食品と同じで涼しい環境を好み、日にちが経つにつれ傷んでいきます。長持ちさせるためには常に新鮮な水を補給する必要があり、こまめな水替えが欠かせません。茎の切り口も傷むため、水を吸い続けられるよう随時カットして新しくしておくことが大切です。

涼しい時期は2週間ほど持ちますが、気温の高い時期は数日~1週間程度で傷みはじめてしまう花もあります。

生花を長持ちさせるために作られるのが、ドライフラワーです。水分が抜けているためとても軽く、水替えや茎のカットといったお手入れは必要ありません。逆に水気があると傷んでしまいます

繊細なため取り扱いに注意

軽くて扱いやすい反面、花びらがパリパリとした質感になり生花よりも繊細なため注意が必要です。

落ちたり押し潰されたりすると壊れてしまうため、衝撃を与えないようにしましょう。

生花を原料とする花には、プリザーブドフラワーもあります。ドライフラワーは生花を乾燥させるというシンプルな製法ですが、プリザーブドフラワーは、生花のうちに脱水・脱色し、特殊な染料で再度色付けをする作業をして作られています。

ほかにもこんな加工花がある

ベルギーで誕生したフリーズドライのアイスフラワーも、生花が原料の加工花です。

また、化学繊維などで作られたアーティフィシャルフラワーや、石鹸が原料のソープフラワーもあります。

ドライフラワーの寿命

ドライフラワーとは、生花を長持ちさせるために乾燥させたものとお伝えしました。一般的には数ヶ月~1年ほどがドライフラワーの寿命とされています。これは、ご家庭で一般的な方法により乾燥させた場合の目安です。生花の日持ちは数日~2週間程度ですので、もっと長く手元に置いておきたい…と思う大切なお花があるときは、ドライフラワーにするといいでしょう。なお、できるだけ長く美しい姿を保つには、環境が重要です

長持ちする環境とは

ドライフラワーは湿気と強い光に弱いです。

風通しがよく直射日光やライトが直撃しない場所を選びましょう。

なお、寿命はあくまでも目安です。美しいと思えるうちは目安期間を超えて飾っても問題ありません。ただし、カビが生えてしまった場合は修復不可能なため速やかに廃棄しましょう

ドライフラワーの花言葉

ドライフラワーは、ヨーロッパから伝わった花材です。歴史の長いフランスやイギリスでは、ドライフラワー特有の花言葉がつけられ、「永久」や「終わらない友情」という意味があります。保存性の高いドライフラワーの特徴を踏まえてつけたことが想像できますね。

また、「感謝」という花言葉もあるそうです。ヨーロッパでは、ドライフラワーを身近なものとして親しんできたこともあり、生花とは別の花言葉をつけたのかもしれません。

日本では花言葉がない

日本ではドライフラワー特有の花言葉はとくに決められていません。

生花と同じく、花の種類別の花言葉をそのままドライフラワーにも用いることが一般的です。

ドライフラワーの作り方と成功させるコツ

ドライフラワーの作り方と成功させるコツ

手元に残したい花があるときは、ドライフラワーにするといいでしょう。ご自身で作る場合は、作り方やコツを押さえてからはじめるのがおすすめです。ドライフラワー作りは失敗してしまうと元に戻せないため、自己流で試すのはあまりおすすめできません。現在はご自宅で行う場合も多様な方法があるため、どのような姿に仕上げたいかということも考えて選ぶことが望ましいです。

では、ドライフラワーの作り方と上手に作るためのコツを見ていきましょう。

自宅でできる4種類の作り方

ドライフラワーを作るには、主に以下の4種類の方法があります。

自宅でできる4つの加工方法
  • ハンギング法:天井などから花を逆さに吊るして、自然乾燥させる方法
  • シリカゲル法:乾燥剤(シリカゲル)に花を埋め込んで乾燥させる方法
  • グリセリン法:グリセリン溶液を花に吸わせる方法
  • ドライインウォーター法:ごく少量の水に生けて少しずつ水分を蒸発させる方法

ハンギング法は昔ながらの方法で特別な道具も不要なため、気軽にドライフラワーを作りたい方にはぴったりです。ただ、乾燥に時間がかかるため、花によっては色や形が大きく変化してしまいます。とくに、水分量の多い花はきれいに仕上がりにくい点に注意が必要です。ドライインウォーター法も同様で、乾燥に時間がかかります。水分量が元々少ないかすみ草やスターチス、千日紅などに向く方法といえるでしょう。

シリカゲル法とグリセリン法は、ほかの2つに比べると花の色や形の変化が少ないというメリットがあります。ただ、シリカゲル法はドライフラワー専用のシリカゲル(乾燥剤)と密閉容器、グリセリン法はグリセリンの用意が必要です。また、シリカゲル法では茎を短くカットするのが一般的ため、茎ごと乾燥させたい場合には向きません

花の種類に合わせて選ぼう

4つの方法は、花の種類によっても向き不向きがあります。

水分量の多い花をできるだけきれいに仕上げたい場合は、シリカゲル法やグリセリン法がおすすめです。

ドライフラワーの作り方を詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。

ドライフラワー作りを成功させるコツ

ドライフラワーをきれいに仕上げるには、乾燥させる時点で新鮮であることが重要です。生花の観賞が終わり傷みはじめてからドライフラワーにしても、劣化を止めることはできません。ドライインウォーター法やグリセリン法なら、花瓶に挿した状態で乾燥させられますが、花によって向き不向きもあるため注意が必要です。

はじめてドライフラワーを作る方は、成功しやすい花を選ぶといいでしょう。ドライフラワーにしやすい花としにくい花の特徴を踏まえておくと便利です。

ドライフラワーにしやすい花とは

ドライフラワーをきれいに仕上げるには、できるだけ早く水分を抜く必要があります。先ほどもお伝えしましたが、かすみ草など元々水分量の少ない花は、どの方法で乾燥させてもきれいに仕上がりやすいです。アジサイやミモザなども同様です。

逆に、水分量の多い花は乾燥に時間がかかり、色や形が変わりやすいです。しっかり乾燥するまでに劣化が進んでしまうことも多く、茶色っぽくなったり花びらが縮んだりゆがんだりして、元の花とは全然違った姿になってしまうことも。また、花びらが薄い花も乾燥させると縮みやすく、花の形が変わってしまいます。以下のような花をご自宅でドライフラワーにするのは難易度が高いです。

ドライフラワーに不向きの花
  • 水分量が多く花びらが分厚い花:ユリ、ランなど
  • 花びらが薄い花:桜、コスモスなど

ただし、不向きだからといって必ずしもドライフラワーにできないわけではありません。空気を遮断しながら乾燥させるシリカゲル法を選べば、比較的きれいに仕上げられる確率は上がります。また、花びらが薄い花は押し花にする方法もあります。

ドライフラワーの活用法と保管方法

ドライフラワーの活用法と保管方法

しっかりと乾燥させてドライフラワーが完成したら、お家のインテリアとして取り入れて楽しみましょう。茎ごと乾燥させた場合は、そのまま水の入っていない花瓶に挿して飾っても素敵です。水が不要なため、花瓶に限らず布や紙などさまざまな素材の器を花器として活用できます。ドライフラワーならではの楽しみ方や、適切な保管の仕方を詳しく紹介します。

ドライフラワーのアレンジ方法

ドライフラワーを作るときは一輪ずつに分けて乾燥させますが、完成したら花束にしましょう。壁やドアなどに吊るして飾ればスワッグとして楽しめます。また、茎をカットして花の部分を使いリースやボックスフラワー、フレームアレンジにするのも素敵です。

さらに、透明のガラス瓶に入れるボトルフラワーも簡単にできるおすすめのアレンジ。ボトルフラワーにオイルを注げば、ハーバリウムとして楽しめます。

ケース入りはホコリ予防にも

ボトルフラワーやハーバリウムは、瓶に閉じ込められているためお手入れが簡単です。

汚れやホコリがドライフラワーに付くことがなく、瓶の表面を拭くだけできれいになります。

ドライフラワーは繊細なため、時間が経つとポロポロと花びらが崩れてしまうこともあるかもしれません。落ちた花びらは、ポプリやサシェ(香り袋)、キャンドル、アロマワックスバーの材料として活用しましょう

ドライフラワーの保管方法

ドライフラワーは湿気と強い光に弱いとお伝えしました。湿度の高い環境に置き続けると水分を吸ってカビや腐敗の原因になります。水回りは避け、玄関やリビングなど風通しのよい場所に飾りましょう。直射日光を避けるために、窓際に飾る場合は日当たりをチェックしてください。

花器に挿して飾る場合やスワッグやリースなど、ケースに入れない飾り方では、ほこりや汚れがつくことがあります。ほこりが溜まらないよう、定期的にお手入れをするときれいな状態が保たれます。

ハンドメイド資材として保管する場合

ドライフラワーを飾らずにハンドメイド資材として取っておく場合は、乾燥剤と一緒に密閉容器に入れて保管しましょう。

透明のガラス瓶に入れてボトルフラワーとして飾りながら保管するのもおすすめです。

半永久的な保存ができるドライフラワーとは

半永久的な保存ができるドライフラワーとは

一般的なドライフラワーは、1年程度までが保存期間の目安とお伝えしました。ですが、1年では短い、もっと長く手元に置いておきたいという方もいらっしゃるかもしれません。ドライフラワーの製法は進化していますので、1年を超えて長期保存できる高品質なドライフラワーも存在します。できるだけ長くドライフラワーを楽しみたい方のために、大切な花を半永久的に保存できる方法を紹介します。

保存加工専門店で作るドライフラワー

ウェディングブーケやプレゼントされた花束などを記念として残したい方には、生花を保存加工する専門店でドライフラワーにする方法があります。ご自宅でドライフラワーにするとなると、花に合った方法を選び道具を用意し、乾燥しやすい環境に整える必要もあり、ハードルが高いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。一部の花をドライ加工することはできても、ブーケや花束を一般家庭でまるごと加工するのは簡単なことではないでしょう。

専門店でドライフラワーにするなら、生花を預けるだけでOK。失敗のリスクも低く、花に合った方法で加工してもらえるので仕上がりの美しさも違います。

保存期間や仕上がりは専門店によって異なる

とくにウェディングブーケは後々まで手元に残したいと希望される方が多いため、保存加工専門店の数も増えてきました。店によって技術や料金が異なるため、どの専門店に依頼するか慎重に選ぶことをおすすめします。料金の安さだけで決めるのは危険なため、お店の情報や画像、できれば実物もチェックし、納得したうえで決めると安心です。

専門店では、一般家庭で行われる作り方とは異なり、特殊な技術を用いています。花によっては色あせによる見劣りを防ぐために着色を施す場合もあります。その着色の仕方が自然か、元の花と違った印象になってしまわないかという点も重要です。不安なことを事前に相談できるお店であることも大切でしょう。

シンフラワーで美しく長持ちするドライフラワーを作ろう

シンフラワーで美しく長持ちするドライフラワーを作ろう

ブーケ保存加工専門店のシンフラワーでは、ウェディングブーケやプロポーズの花束をはじめ、お祝いのお花など手元に残せるよう、丁寧に加工します。創業20年以上に渡る豊かな実績のもと、お客様の幸せを一番に考え、オーダーメイドで一つひとつ時間をかけて仕上げていきます。ドライフラワーのほか、平面状に保存できる押し花への加工も可能です。

最後に、シンフラワーについて詳しく紹介します。

記念に残したい花を丁寧にドライ加工

ドライフラワーや押し花の加工にはさまざまな方法があり、量産できる機械作業を採用する専門店も少なくありません。シンフラワーでは、すべての工程を手作業のみで行います。手作業は効率が悪く量産できない反面、一つひとつの花を丁寧に加工できるため、仕上がりにムラができないというメリットがあります。

特殊な技術で褪色も防ぐ

花の種類や状態に合わせたベストな方法で加工します。

褪色が目立ちやすい淡い色の花は、色の定着作業や着色を行うため、時間が経っても自然で美しい色が保たれます。

ユリや蘭などの水分量の多い花はご家庭でのドライ加工が難しいですが、シンフラワーにお任せいただければ美しく仕上げます。ドライフラワーになっても、花の形や色は生花のころとほとんど変わりません。専門技術でも加工の難しい花は、イメージを崩さないよう別の花材と入れ替えることもありますが、できる限りそのままの姿で残せるよう努めています。

そのまま飾れるおしゃれなインテリアアイテム

ドライフラワーや押し花に加工したあとは、元々のブーケや花束の形に組み立て直したり、新しいデザインにアレンジしたりしてからお返しします。すべてのアイテムがケース入りのため、お手元に届いたらそのまま飾ってお楽しみいただけます。シンフラワーでお作りするインテリアアイテムは、デザインもサイズも豊富です。あらかじめ、お部屋のなかの飾る場所を決めてから選ぶことをおすすめします

また、シンフラワーでは、ブーケや花束を包んでいた包装紙やリボンも一緒にアレンジします。お花を預けていただく際に同梱していただければ、生花のころの姿により近い状態で長期保存できますよ。なお、記念日やお名前の刻印サービスもご利用いただけます。半永久的に飾れる商品のため、ぜひ刻印も行い記念品として残しましょう。

花の一部を残すこともできる

お花をまるごと加工依頼される方が多いですが、部分的に加工してコンパクトなアイテムに残すことも可能です。

ひとつのブーケを2~3個に分けてご自宅用とギフト用にするという方法もあります。

まとめ

ドライフラワーとは、生花を保存加工するために乾燥させた花のことです。ヨーロッパでは「永久」という花言葉もつけられ身近なインテリアアイテムとして親しまれてきました。お手入れが簡単で長持ちするドライフラワーは、日本でも気軽に花を楽しみたい方に支持されています。

作り方によって仕上がりが変わるため、ご自身で加工する場合は、花の種類や求める形を踏まえて方法を選びましょう。ウェディングブーケなど記念品として残したい花をドライフラワーにするなら、ブーケ保存加工専門店のご利用もおすすめです。シンフラワーでは、手作業で丁寧に美しいドライフラワーにします。大切なお花を半永久的に残したい方は、ウェディングブーケの保存加工実績が豊富なシンフラワーのご利用をぜひご検討ください。

この記事のまとめ
  • ドライフラワーとは、生花を乾燥させて長期保存できるようにしたもの
  • ドライフラワーを作るには多様な方法があり、花の種類や仕上がりを考えて選ぶことが大切
  • 記念に残したい大切な花をドライフラワーにするなら、ブーケ保存専門店での加工がおすすめ

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プロポーズのバラの花束保存

東京虎ノ門サロンにプロポーズの花束のお持ち込みがありました♫

記事の監修

シンフラワー株式会社

シンフラワーはウェディングブーケやプロポーズの花束の保存加工専門店です。
花嫁様が結婚式で使った生花の花やプロポーズの花束を、特殊なドライフラワーの加工や押し花加工で半永久的に保存します。保存方法は押し花や立体的なガラスや3D(立体)額など、40以上の種類から理想の形で制作が可能で、種類の豊富さが特徴です。
最近はプロポーズの108本のバラの花束を残す特注額での制作依頼も増えております。

こんにちわ ᵕ̈* 

東京虎ノ門サロンです⋆*ೄ

神奈川県ご在住のお客様よりプロポーズの花束をお持ち込みいただきました💐

 

バラ50本には『恒久・永遠・偶然の出会い』

黄色のバラには『愛の告白・平和』 

オレンジのバラには『絆・信頼』などの意味があります♡

白いかすみ草も入って華やかで可愛らしい花束ですˊᗜˋ

お花に付属のリボン・包装紙も使用出来るので

貰ったままの花束の雰囲気を残せます♪

 

大切な想いの込められたお花を思い出として、これからもずっとそばに♡

シンフラワーにお任せください‼︎

 

事前の見学のみも承っております*・.。*

お気軽にお越し下さいませ

ご予約お待ちしております!

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1年完全保証 10年サポート

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✿本日シンフラワー入社式を行いました✿

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シンフラワー株式会社

シンフラワーはウェディングブーケやプロポーズの花束の保存加工専門店です。
花嫁様が結婚式で使った生花の花やプロポーズの花束を、特殊なドライフラワーの加工や押し花加工で半永久的に保存します。保存方法は押し花や立体的なガラスや3D(立体)額など、40以上の種類から理想の形で制作が可能で、種類の豊富さが特徴です。
最近はプロポーズの108本のバラの花束を残す特注額での制作依頼も増えております。

➴⡱シンフラワーで検索こんにちは〜♡

岡山も桜が咲きお花見シーズンとなりました。
本日シンフラワーでは新たな新入社員を
お迎えし、入社式を行いました🌸

フレッシュな新たな風と共に
さらにより良い商品と提案をお届け
出来るようスタッフ一同これからも
邁進してまいります!!!

大切なお花を保存したいなと思っていただけたら是非シンフラワーまでお気軽にご相談ください☺

‎✎ܚ@xing_flower_formula


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