12本のバラにはどんな意味がある?花言葉や活用方法を紹介
記事の監修
シンフラワー株式会社
シンフラワーはウェディングブーケやプロポーズの花束の保存加工専門店です。
花嫁様が結婚式で使った生花の花やプロポーズの花束を、特殊なドライフラワーの加工や押し花加工で半永久的に保存します。保存方法は押し花や立体的なガラスや3D(立体)額など、40以上の種類から理想の形で制作が可能で、種類の豊富さが特徴です。
最近はプロポーズの108本のバラの花束を残す特注額での制作依頼も増えております。
バラの花束はプロポーズでもよく贈られますが、本数によって異なるメッセージが込められています。とくに、12本のバラはヨーロッパでプロポーズの花として用いられた風習があり、特別な意味を持ちます。
今回は、12本のバラに込められた意味を紹介します。また、プロポーズや結婚式で活用する方法もあわせてお伝えします。12本のバラを用いて、思い出に残るロマンチックなプロポーズや結婚式をしましょう。
- 12本のバラの意味を知りたい方
- プロポーズの際にバラの花束をプレゼントしようと考えている方
- 思い出に残るプロポーズや結婚式がしたい方
バラは本数で意味が異なる
花の女王としても名高いバラは、上品で高級感のある印象が魅力的です。花束やブーケ、アレンジメントの主役としても人気を集め、フラワーギフトには欠かせない花といえるでしょう。複数のバラを使用する場合、本数により異なる意味を知っておくと便利です。プロポーズに用いられる本数としては、108本が有名です。バラの持つ愛情という花言葉に加え、108本には「結婚してください」「永遠(10=と、8=わ)」という意味が込められているとされています。
ほかにも、バラは本数により多様な意味を持ちます。たとえば、1本は「一目ぼれ」、11本は「最愛」というように、愛を伝えるのにふさわしい本数が多いです。ただし、13本は「永遠の友情」、16本では「不安な愛」というように、プロポーズには合わないものもあります。伝えたいメッセージによって本数を選ぶといいでしょう。
12本のバラの意味
12本のバラには、「私の妻になってください」「私とお付き合いしてください」という意味があります。プロポーズや告白に用いるのに最適な本数といえるでしょう。12本まとめるとこのような意味ですが、ほかの本数と大きく異なる特徴があります。12本のバラには、1本1本にも意味が込められているのです。また、冒頭でもお伝えしたように、ヨーロッパでプロポーズの際に贈られてきた歴史を持つ、特別な本数でもあります。
1本ずつにどのような意味が込められているのか、また、12本のバラにはどのような歴史があるのか詳しく見ていきましょう。
1本ずつに込められた意味
バラ1本1本には、以下のとおり全部で12個の意味が込められています。
- 愛情、情熱、感謝、希望、幸福、永遠、尊敬、努力、栄光、誠実、信頼、真実
12本のバラをプレゼントすることには、この12個の内容をすべて誓いますという意味があるとされています。すべてがポジティブで、これからの明るく穏やかな未来を思わせる魅力的な意味ですよね。
12本のバラ(ダズンローズ)の花言葉と歴史
12本のバラは、12本=1ダースであることから「ダズンローズ(Dozen rose)」と呼ばれます。ヨーロッパでは古くからプロポーズのセレモニーとして受け継がれてきたというダズンローズを贈る風習は、あるストーリーが由来となっているそうです。
ある男性がパートナーにプロポーズする決心を胸に、彼女のもとへ向かっていました。その途中、野に咲いていた花を12本摘んで花束を作ったそうです。思いを込めた花束を渡しながら「結婚してください」とプロポーズをしたところ、彼女は喜んで受け取ってくれました。そして、その花束から1本の花を抜き取り、結婚を快諾する意味を込めて男性の胸元に挿したといわれています。
結婚式で新郎が胸元に挿すブートニアは、この話が由来となっているそうです。
ブーケを手にした新婦と、そのブーケとお揃いの花を胸に挿した新郎の姿は、結婚を誓い合ったふたりを象徴するようですね。
ヨーロッパで生まれたこのダズンローズのセレモニーは、後世にも受け継がれていき、ブーケセレモニーとして日本でも広まっていきました。
12本のバラを用いたブーケセレモニー
歴史あるロマンチックなダズンローズのセレモニー。12本のバラに込められた意味を胸に、パートナーへの愛を形にして伝えたい場合には最適といえそうですね。これからプロポーズや結婚式を控えている方は、12本のバラを用いた特別な誓いを計画してはいかがでしょう。
ダズンローズはプロポーズの儀式として伝えられてきましたが、結婚式での演出に取り入れるのもおすすめです。そこで、12本のバラを生かしたプロポーズと結婚式、それぞれでの活用方法を紹介します。
プロポーズでの演出
12本のバラで作られた花束をサプライズで用意して、「結婚してください」というストレートな言葉とともにパートナーにプレゼントしましょう。12本なら受け取る側の負担も少ないため、外出先でもスマートに渡せそうです。花束は高温に弱いため、手渡す直前まで涼しい場所に立てて保管しておくと鮮度を保てます。
渡すときは、12本のバラをプレゼントする意味が相手にわかるようにすることが大切です。お花に詳しくないと、ダズンローズの由来なども知らない方は少なくありません。なぜ12本なのか、その意味を理解して受け取れば、パートナーの感激度もまったく違ったものになるはずです。
12本の「結婚してください」と、1本ずつの意味を誓うことのどちらも伝えるようにしましょう。
とくに、12個の誓委に関してはメッセージカードに書いて花束に添えて贈るのがおすすめです。
結婚式での演出
結婚式でもダズンローズの演出は人気を集めています。プロポーズがきちんとできていない場合などに、参列者の前で12本のバラを贈り、改めて伝える方もいるようです。まずは、列席者12名にバラを1本ずつ渡しておき、新郎が入場しながら集めていきます。12本集めたら花束にして、続いて入場してきた新婦に贈るという流れが一般的です。新婦は花束を受け取り、そのなかの1本を新郎の胸に挿し、ふたりで結婚を誓い合います。
列席者から12名代表でバラを持ってもらうことになりますので、事前に協力依頼しておくとスムーズです。
新郎がバラを受け取りやすいように、バージンロード沿いの席に座ってもらうようにしましょう。
過去に行われたダズンローズセレモニーでは、ゲスト一人ひとりに持ってもらうバラに、それぞれ「愛情」「誠実」といった12個の意味を決めて依頼したケースもあるそうです。よりゲスト参加型の意味合いが高まり、思い入れの強いセレモニーになりそうですね。
ちなみに、現在、毎年12月12日はダズンローズ・デーとして、世界中でバラの花束が贈られているそうです。プロポーズや結婚式を終えた方も、パートナーに12本のバラをプレゼントして愛情を改めて誓うのはいかがでしょう。
12本のバラの色選びと花言葉
バラは、本数だけではなく色によっても異なる意味を持つ花です。プレゼントする場合は色選びにもこだわって、伝えたいメッセージが花言葉として込められたものを選ぶといいでしょう。同色を12本束ねても素敵ですし、複数の色を組み合わせても個性的な花束になりそうですね。12本ですので、すべて違う色にすることも可能です。1本ずつに意味のあるダズンローズに、色の意味も乗せるとよりメッセージ性の強い花束ができるでしょう。
さまざまな色のなかから、プロポーズやウェディングシーンにふさわしい代表的な色とそれぞれの花言葉を紹介します。
プロポーズの定番!赤いバラ
赤いバラはプロポーズで贈られることの多い花として有名です。赤いバラには「愛情」をはじめ、「情熱」や「美」という花言葉があります。赤いバラが持つ優美で豪華、情熱的な印象にマッチしていますね。大切なパートナーにストレートな愛情を伝えるのにふさわしく、人気の理由もうなずけます。
12本のバラをプロポーズで用いる際に色で悩んだら、赤を選ぶのがおすすめです。12本の赤いバラなら、「結婚してください」というメッセージに加えて強い愛情を表現できます。ドラマチックなプロポーズシーンになること間違いないでしょう。
ウェディングで人気の白いバラ
白いバラは上品で清楚、エレガントな印象を与える花です。赤いバラがプロポーズの定番であるのに対し、白いバラはとくにウェディングでよく用いられます。「深い尊敬」という花言葉があり、プレゼントする場合は相手への信頼や誠実な想いを伝えるのにぴったりです。
ウェディングシーンでは、ダズンローズセレモニーで12本の白いバラが使われることが多いようです。白いバラで作ったブーケとブートニアは、ふたりの門出を祝うのにふさわしく、どんなドレス・衣装にも似合うでしょう。個性を出したい場合は、白いバラに差し色としてブルーや黄色の小花、グリーンなどを添えても素敵です。
優しくて可愛らしいピンクのバラ
やわらかい雰囲気が魅力的なピンクのバラも、人気の色です。花言葉は「感謝」のほか、「可愛らしさ」「あたたかい心」などがあり、ギフトフラワーにも最適といえるでしょう。ウェディングシーンでもブーケや式場装花によく用いられますし、結婚記念日にもプレゼントされることが多い色です。
赤いバラでは相手にとっては強すぎて合わないな…という場合にも、ピンクのバラなら選びやすいのではないでしょうか。赤や白と組み合わせても印象が和らぎます。バラのピンク色は濃淡の違いだけでなく、青みの強いもの、黄味がかったものなど、多様なバリエーションがあります。どのピンク色も、プロポーズ、ウェディング、記念日、お祝いなど、さまざまなシーンで用いることのできる万能カラーです。
12本のバラは保存できる!記念品として残そう
生花のバラは、そのまま飾っていると数日で傷みはじめてしまいます。水替えや茎のカットをこまめに行っても、美しさが保たれるのは2週間程度が限界です。12本のバラなど、特別な意味が込められた花は記念に残したいところですが、そのまま置いておくわけにはいきません。
生花を長期保存するには、加工する必要があります。切り花として水に生けたままでは劣化が進んでしまいますので、新鮮なうちに保存できるよう加工しましょう。ここからは、大切なバラの花を記念品として残すための保存加工について紹介します。
押し花かドライフラワーに加工
生花を保存したい場合は、乾燥させるのが基本です。立体的な形で保存したい場合はドライフラワーに、平面状に保存したい場合は押し花にしましょう。ただし、いずれも一般家庭で作ったものは1年程度が寿命とされています。また、生花のイメージと変わらない姿を長期で保つのは難しく、色あせや形崩れが起こってしまうことが一般的です。
そのため、花束をまるごと保存するのではなく一部のみ加工するケースが多く、飾れるのも経年劣化が起こるまでの期間に限られます。大切な記念品として、生花に限りなく近い姿で長期保存するには、一般家庭での方法では限界があるのです。
専門店での保存加工で美しさが長持ち
大切なプロポーズの花束やウェディングブーケを、できるだけ長く手元に置いておきたい…。そんな願いを叶えるために誕生したのが、保存加工専門店です。一般家庭では難しい、花の色や形の変化を抑えながら長期保存するということを、専門的な技術により実現できるようになりました。
ただし、専門店といってもどの店も同じというわけではないため注意が必要です。料金だけでなく、どのような方法で加工するのか、取り扱う花の種類、仕上がりのサイズやデザインのバリエーションはどうかなど、比較しながら信頼できる店を選ぶようにしましょう。
シンフラワーで12本のバラを美しく長期保存しよう
花のみずみずしさ・美しさがいつまでも長持ちする加工花をお求めなら、ブーケ保存加工店のシンフラワーにお任せください。12本のバラも、まるごと美しい姿のまま保存します。シンフラワーはウェディングブーケやプロポーズの花束を加工してきた豊かな実績を持つ、創業20年以上の専門店です。とくに、バラの押し花の保存加工には強みがあります。
12本のバラは、花びら一枚ずつを丁寧に押したあと、元の花束の形に組み立ててアレンジし額縁に閉じ込めます。そのため、ほこりや汚れが直接付着する心配もありません。シンフラワーでの加工や押し花シリーズについて、詳しく見ていきましょう。
丁寧な手作業による加工で数十年単位の保存が可能
シンフラワーのこだわりは、すべての加工を手作業で行うこと。時間も手間もかかりますが、その分細かい部分まで丁寧に進められるため、美しくムラのない仕上がりが自慢です。仕上がり時点で色あせや形崩れ、シワなどがないことはもちろん、高品質な状態が数十年単位で続きます。
シンフラワーでは、花の状態に合わせて色落ちを防ぐために色の定着作業を行います。花によっては着色を施す場合もあります。
そのため、一般的には茶色くくすんでしまいやすい白や薄いピンク色の花でも、美しい色が長期間保たれるのです。
シンフラワーで作る押し花とドライフラワーは、専門的な技術を用いた丁寧な手作業で、美しいまま長期保存できるものに仕上がります。ただし、自然由来のもののため、保管環境に影響を受ける点には注意が必要です。数十年単位での保存を叶えるには、直射日光や湿気を避けて飾るようにしましょう。
押し花シリーズで12本のバラをウェルカムボードにしよう
「結婚してください」という意味を持ち、ダズンローズと呼ばれる歴史あるロマンチックな12本のバラ。シンフラワーの押し花シリーズでは、プロポーズで用いられた12本のバラの花束をまるごと保存できます。バラの花はそのまま押すと美しく仕上がらないため、花びらを一枚ずつに分け、丁寧に押していきます。押し花になった花びらを一枚ずつ並べて、元の形になるよう組み立て直し、平面状の花束に仕上げます。
シンフラワーでは、花だけでなくラッピング材も一緒に保存できます。12本のバラを束ねていたリボンも額縁に入りますので、まさにプロポーズの12本のバラがそのままのイメージで平面状になったような仕上がりです。
シンフラワーの押し花とドライフラワーには、無料で刻印ができます。
押し花シリーズでは、額縁に刻印プレートをつけるか台紙に印字する方法を選べます。
プロポーズのバラを押し花にして、ふたりのお名前を刻印すれば、結婚式のウェルカムボードとしても活用できます。結婚式後は、新居のお気に入りのインテリアアイテムとして、末永くお楽しみください。
まとめ
12本のバラには「結婚してください」という意味が込められているため、プロポーズに贈る花に最適です。さらに、ほかの本数と異なり1本ずつにも意味があるのも魅力的ですね。ヨーロッパから伝わったダズンローズの風習は、現在もプロポーズや結婚式でのロマンチックな演出として用いられ、人気を集めています。
プロポーズで贈るなら赤いバラ、結婚式では白いバラが定番です。また、ピンク色のバラはさまざまなシーンで用いられやすく、複数の色をミックスして12本の花束に仕上げてもいいでしょう。
12本のバラはもちろん、プロポーズの花束やウェディングブーケなど、思い入れの強いお花は専門店で保存加工するのがおすすめです。生花の美しいイメージのまま長期保存できるため、記念品としてお部屋のインテリアに取り入れることができます。大切なお花の保存加工は、実績豊富で丁寧な作業、高品質な仕上がりに自信のあるシンフラワーにぜひお任せください。
- 12本のバラには「結婚してください」という意味と、1本ずつで異なる12個の意味が込められている
- ヨーロッパから伝わったダズンローズの風習は、プロポーズや結婚式の演出として取り入れられている
- 12本のバラをはじめ大切な花束は、新鮮なうちに押し花かドライフラワーに加工すれば保存できる