ドライフラワーにはどんな意味がある?おすすめの飾り方や贈り方
記事の監修
シンフラワー株式会社
シンフラワーはウェディングブーケやプロポーズの花束の保存加工専門店です。
花嫁様が結婚式で使った生花の花やプロポーズの花束を、特殊なドライフラワーの加工や押し花加工で半永久的に保存します。保存方法は押し花や立体的なガラスや3D(立体)額など、40以上の種類から理想の形で制作が可能で、種類の豊富さが特徴です。
最近はプロポーズの108本のバラの花束を残す特注額での制作依頼も増えております。
ドライフラワーは、生花を乾燥させて長期保存できるようにした花材です。お手入れが簡単で長持ちするため、インテリアに取り入れやすく気軽に花のある暮らしを楽しめます。そんなドライフラワーには、生花とは違った意味が込められているといわれます。ドライフラワー特有の意味を知り、さらに楽しみ方を深めましょう。
今回は、ドライフラワーに込められた意味について、花言葉や風水の観点から中心に紹介していきます。ドライフラワーの役割を踏まえた飾り方や贈り方もお伝えします。ドライフラワーの活用にぜひお役立てください。
- ドライフラワーの意味や役割に興味のある方
- ドライフラワーを用いて花のある暮らしをより豊かにしたい方
- 大切な花をドライフラワーにして長く楽しみたい方
ドライフラワーの意味とは?
ドライフラワーにはどのような意味が込められているのでしょうか。花には、種類や色によって花言葉が付けられていますね。海外では、花の種類だけでなくドライフラワーそのものにも花言葉があるそうです。生花を乾燥させたドライフラワーならではの花言葉は、あまり知られていません。まずは、ドライフラワーの花言葉や歴史について見ていきましょう。
海外でのドライフラワーの花言葉
ドライフラワーは海外でもとくにヨーロッパで古くから親しまれてきた花材です。ヨーロッパでは、「永久」や「永遠」という花言葉が付けられ、さまざまな飾り方がされてきました。また、「終わらない友情」という花言葉もあるそうです。ドライフラワーは生花のように萎れたり枯れたりすることなく、長い期間美しい姿を保つことから、永遠性を思わせる意味が込められたことが想像できます。
さらに、ドライフラワーには「感謝」や「愛情」という花言葉もあります。このようなポジティブな意味も、ドライフラワーが永遠に咲き続ける縁起のよいものとして位置づけられていることに由来しているのでしょう。
ドライフラワー特有の花言葉に加えて、それぞれの花で異なる花言葉もそのまま生かされると考えられています。
乾燥したからといって本来の花言葉が失われることはありません。
日本では、生花でもドライフラワーでも花言葉の意味は変わりませんし、ドライフラワーそのものに特別な花言葉は付けられていません。でも、ヨーロッパでは永遠性やポジティブな意味の花言葉があることを踏まえ、ドライフラワーに同様の意味を持たせて扱うのも素敵なことなのではないでしょうか。
ドライフラワーの歴史
ヨーロッパではドライフラワーが身近なものとして定着していますが、歴史も古いようです。諸説ありますが、ドライフラワーは17世紀以降に北部ヨーロッパから文化としてはじまり、開花した花を乾燥させ貯蔵し、花の咲かない冬季に飾るために活用されたと伝えられています。ドライフラワーが広まり親しまれるようになったのは、イギリスでフラワーアレンジメントが流行したのがきっかけともいわれています。
さらに起源をたどると、古代エジプトのピラミッドからドライフラワーでできた花冠が発見された、ギリシャ神話に花を乾燥させて保存する方法が登場したなど、ドライフラワーの歴史の長さを思わせる話が存在します。
日本でドライフラワーという言葉ができ定着し出したのは、昭和に入ってからといわれています。
花を乾燥させて楽しむこと自体は江戸時代から知られていたようですが、ヨーロッパと比べると日本での歴史は浅いです。
海外と日本でのドライフラワーの意味の違い
ヨーロッパと日本では、ドライフラワーの花言葉や歴史に違いがあることを紹介しました。ドライフラワー特有の花言葉が付けられているのには、歴史の深さに加えて文化の違いが関係しているようです。ドライフラワーに対する考え方や扱い方が違うため、持たせる意味も異なることが想像できます。
どのような違いがあるのか見ていきましょう。
ヨーロッパでは身近な文化として存在
ドライフラワーが古くから親しまれてきたヨーロッパ諸国では、生活のなかでも身近な存在として扱われています。インテリアとして玄関や壁に飾るほか、結婚式のブーケに用いたり、お葬式やお墓にお供えとして添えたりする習慣もあるそうです。
お供えに用いる花は、日本では不吉なものと捉えられがちですが、ヨーロッパでは意味合いが異なります。亡くなった方への「永遠の感謝」をあらわす花としてドライフラワーが用いられるため、縁起のよいものと考えられているのです。結婚式でのドライブーケは日本でも注目されていますが、こちらも「永遠の愛」を誓うアイテムとして扱われます。
ヨーロッパでは、日常の装飾や冠婚葬祭に用いるものとして、現在もドライフラワーが身近な文化として広く親しまれています。
自然の姿を重視する日本では生花が主流
一方、ドライフラワーの歴史が浅い日本では、現在も花といえば生花が主流です。保存性の高さや軽くてお手入れがしやすいという利便性からインテリアアイテムとしても注目されていますが、特別な意味を持たせるほどに普及しているわけではありません。歴史の浅さもありますが、日本の文化も関係していると考えられます。
日本人は、自然の姿を大切にする文化のなかで暮らしてきたため、命の短い生花など自然の植物を尊重する傾向にあります。このような価値観の違いが、ドライフラワーの意味の違いに結び付いているのかもしれませんね。
日本では風水が意識されることも
ヨーロッパではポジティブな意味を持つアイテムとしてドライフラワーが親しまれていますが、日本では逆の捉え方がされることもあります。それが、風水による考え方です。風水は古代中国より伝わったもので、「気の流れを物の位置で制御する」という思想に基づきます。
風水では、さまざまなものに陽の気あるいは陰の気があると考え、陰の気を持つものは避けられがちです。ドライフラワーの場合は、陰の気を持つ「死んだ花」や「枯れた花」と意味付けられています。風水を意識して飾る場合や、風水を重視する方にプレゼントする場合は、注意が必要です。ただし、ドライフラワーが完全にNGというわけではありません。取り入れ方次第では、運気を落とさずに飾れますのでご安心ください。
陰の気を持つとされるアイテムは、風通しのよい場所に飾りましょう。気の入り口とされる玄関は避け、通り道の廊下や階段に飾るのがおすすめです。
また、ケースに入れて飾ると陽の気を吸い取る心配もなく、悪影響を与えずに済みます。ほこりをかぶると陰の気が強まってしまいますが、ケースで覆っておけば表面を拭くだけですぐきれいになります。
プレゼントする場合も、ボトルフラワーやハーバリウムなど、ケースに入れたものを贈れば、風水を重視する方でも安心して飾れるでしょう。
ドライフラワーの飾り方と贈り方
海外では、永遠を意味するポジティブなアイテムとして親しまれているドライフラワー。一方、日本では長持ちする便利なアイテムだけど、風水を意識する場合は注意が必要なアイテムでもあります。ドライフラワーの意味を踏まえて生活に取り入れるなら、ネガティブな意味は避けて楽しみたいものですね。見て楽しめて、さらにお守りのような存在として大切にできる飾り方や贈り方を紹介します。
プラスの意味を得られるドライフラワーの飾り方
ドライフラワーを風通しのよい場所に飾ることで、運気が停滞しにくいと考えられます。風水では陰の気を持つとされるドライフラワーも、気の溜まりにくい場所に飾れば安心です。風通しのよい空間は、ドライフラワーをプラスの意味に変え得るだけでなく、以下のようなメリットもあります。
乾燥させた花は、湿気が大敵です。空気が停留しやすい場所では湿度が上がりやすく、湿気を吸って傷んでしまいます。
風通しをよくしておくと湿気が逃げていくため、ドライフラワーを傷めることなく長く飾れるのです。
また、太陽には陽の気があるため、日がほどよく当たる場所に飾るのもいいでしょう。ただし、直射日光を当て続けると色あせやひび割れなどが起き、劣化してしまいます。窓際にドライフラワーを飾る際は、直射日光は避けやわらかい光が入るような場所を選びましょう。
スワッグやリースにアレンジしてプレゼント
ドライフラワーをプレゼントする場合は、そのまま飾れるインテリアアイテムにアレンジするのがおすすめです。花束のようにまとめた壁飾り(スワッグ)は、ドライフラワーギフトの定番で、初心者でも簡単に作れます。また、永遠の象徴とされるリースにアレンジすれば、ヨーロッパでのドライフラワーの意味も加わり永遠性の強い幸運なアイテムになります。
前述のように、ケースに入れた状態で飾れるアイテムなら、気の流れを意識せず好きな場所に飾れます。ほこりも溜まりにくく、お手入れがしやすいという面でもおすすめです。なお、ケースは蓋のできるものを選びましょう。
- ボトルフラワー:透明のガラス瓶にドライフラワーを閉じ込める(オイルを注げばハーバリウムに)
- ボックスフラワー:箱型のケースにアレンジしたもの(透明の蓋が付いたケースがおすすめ)
- レジンアクセサリー:ケース入りではなく、ドライフラワーを樹脂で閉じ込めたもの
また、よい香りも運気を上げるのに役立つと考えられるため、アロマオイルを使ったポプリやサシェ、キャンドルなどにアレンジしてプレゼントするのも素敵ですね。
ドライフラワー加工は生花を保存するための最適な方法
ドライフラワーを購入して飾ったりプレゼントしたりするだけでなく、生花をドライフラワーに加工して用いることもできます。そもそも、ドライフラワーは生花を長期保存するために作られたものです。思い入れのある花をドライフラワーに加工すれば、本来は数日~2週間程度しか飾れない花を数ヶ月~年単位で楽しめます。
これまでは、ドライフラワーの意味や飾り方を中心に紹介してきましたが、「生花を残す」という重要な役割にもぜひ注目してみましょう。
大切な花を手元に残せる
たとえば、大切な方からプレゼントされた花束やウェディングブーケなど、特別感の強い花でも、生花のままではしばらく飾ったあとは枯れてしまいます。傷んで枯れてしまえば廃棄するしかありませんが、大切な花を捨てる作業は心苦しいものですよね。このような思い入れの強い花は、新鮮なうちにドライフラワーにしましょう。手元に長く残せますので、大切な思い出とともに記念のアイテムとして飾り続けられます。
ドライフラワーをご自宅で作る場合、乾燥はさせられても花の形や色の変化を防ぐのは至難の業です。
シワや変形、変色が起こることを想定しておく必要があります。花によっては、まったく違った姿になってしまうことも少なくありません。
とくに、一般家庭でウェディングブーケや花束をすべてドライフラワーにするとなると、乾燥させるための環境の確保も必要で、時間もかかります。さらに、乾燥はできても形や色が元の姿とは変わってしまう可能性が高く、残したかったイメージとかけ離れてしまうことも。
このような理由から、花束やブーケを生花の姿に限りなく近い形で保存したいなら、ご自身でのドライ加工はおすすめできません。新鮮なうちにブーケ保存加工専門店に依頼するのがベストです。
専門店で美しく保存性の高いドライフラワーに加工しよう
ブーケ保存加工専門店では、主に生花のウェディングブーケをそのままの姿で保存したいという花嫁様の願いを叶えるため、専門的な技術を用いてドライフラワーに加工します。一般的な方法とは異なり、設備も技術もブーケや花束をまるごと保存できるよう対応しているため、費用は発生しますが生花のイメージに限りなく近い仕上がりが期待できます。
ただし、数多い専門店のなかには、量産や効率性を重視することで仕上がりや保存性が劣るお店も存在する点に注意が必要です。料金だけで決めることのないよう、情報収集を十分にしたうえで依頼しましょう。
大切なお花をドライフラワーにしたいならシンフラワーへ
美しい仕上がりや保存性の高さを求めるなら、シンフラワーでの保存加工がおすすめです。シンフラワーでは、効率のよい機械作業を一切取り入れず、すべての工程を手作業で進めます。丁寧な加工にこだわっているため、一つひとつの花が美しく仕上がります。
ここからは、ブーケ保存加工専門店シンフラワーでのドライフラワー加工について、詳しく紹介していきます。大切な花束やウェディングブーケなど、記念に残したいお花の保存をお考えの方は、ぜひ最後までお読みください。
ウェディングブーケをそのままの姿で保存できる
シンフラワーでは、ウェディングブーケやプロポーズの花束を中心に、お客様の大切なお花をまるごとお預かりします。一旦ほどいて一輪ずつにしてから、丁寧に乾燥させていきます。専用のシリカゲルを用いた加工を基本とし、花によっては色の定着や着色など、美しさが長く保たれるような特殊加工も施します。丁寧な加工により、生花の頃の美しさと同等の姿で長期保存できる花に仕上がります。
美しいドライフラワーになったあとは、元のブーケや花束の形に組み立て直します。ブーケ型に限らず、お客様のご希望に沿った形でのアレンジを行うことも可能です。
シンフラワーでは、生花の保存加工としてドライフラワーのほか押し花も選べます。
平面状に乾燥させるため、保管や飾る際のスペースが確保しにくい場合でもおすすめです。
一般的なドライフラワーより長持ち
ドライフラワーの寿命は、製法や保管環境によっても左右されますが、半年~1年程度が目安とされています。シンフラワーで保存加工してできたドライフラワーは、一般的なドライフラワーの寿命を超えて長期保存できます。1年は無料でお直し可能な保証期間としており、適切な環境で飾っていただければ美しい状態で数十年単位での長期保存が可能です。。
直射日光の当たる場所や湿気の多い場所に飾ると、劣化しやすくなってしまいます。
専門店で加工したものでも、環境による影響を受ける点は変わらないため、強い光は避け、風通しがよく湿気のこもりにくい場所に飾りましょう。
華やかなアイテムで素敵なインテリアに
シンフラワーで仕上げたドライフラワーは、立体的なフレームに入れた3D額シリーズ、多様な形状のボトルに入れたボトルブーケシリーズを選べばまるごと保存できます。さらに、ブーケや花束の一部のみを記念に残したい場合は、手の平サイズのクリスタルフラワーも選べます。いずれも、そのまま好きな場所に飾って楽しめるうえ、ケース入りのため汚れやほこりが直接お花に付くこともありません。
シンフラワーで仕上げたアイテムは、ご自宅で記念品として楽しむほか、ギフト用にするのもおすすめです。
ウェディングブーケを小分けにして小さなアレンジメントを複数個作り、ご両親にプレゼントする方もいらっしゃいます。
シンフラワーでは、ブーケや花束に使われていたラッピング材も一緒に保存します。また、お名前や記念日などを印字できる刻印サービスもあります。長く飾れる保存性の高いドライフラワーに仕上がるため、どんな風にアレンジしたいか楽しみながら考えてみてくださいね。
まとめ
ヨーロッパで古くから親しまれてきたドライフラワーには、永久や感謝、愛情といった花言葉が付けられ、ポジティブな意味が込められています。日本では特有の花言葉はなく、風水では陰の気を持つアイテムとされていますが、風通しのよい場所に置いたりケースに入れて飾ったりすると、縁起のよいものになると考えられています。
プレゼントされた花束やウェディングブーケなど、特別な花をドライフラワーに加工すれば、ずっとそばに置いておけます。ご自宅での加工で美しく保存性の高いドライフラワーを作ることは難しいため、大切な花の保存には専門店のご利用をおすすめします。心を込めて丁寧に仕上げるシンフラワーでの保存加工を、ぜひご検討ください。
- ヨーロッパでは、ドライフラワーに「永久」「永遠」などの花言葉がある
- ドライフラワーの意味や適切な環境を踏まえて、風通しのよい場所を選ぶ・ケースに入れて飾るのがおすすめ
- 大切な花を専門店でドライフラワーに加工すれば、思い入れのあるアイテムとして長く楽しめる